未だに存在する悪徳業者にご用心!!
外壁は訪問業者に狙われやすい!
非常に残念なことですが、建築・リフォーム業界ではいまだに悪徳業者と呼ばれる人達が存在し、不幸にも毎年多くのお客様がその被害に遭われています。
その理由は、外壁は家の外からでもチェックができる為、訪問業者にとっては営業しやすい分野のようです。
訪問業者すべてが悪いというわけではありませんが、中には悪質な業者もいます。
下請けに安く丸投げするケースもあり、手抜き工事につながることにもなりますので、こちらのページでは注意点をご紹介いたします。
注意点
まず、業者の手口や商法などいろいろありすぎて、何に気を付ければいいかなどを長々と読むだけでは、かなかわからないですよね。
そんな時に、まずは3か条を覚えましょう!
- 飛び込みの営業マンとは、会ったその日に契約をしない!
- 契約の判断は自分ひとりだけで行わず、必ず身内や親しい誰かと相談をする!
- 年収、資産などに関する情報や、自分・家族の個人情報は安易に教えない!
では、何故この3か条を覚えておけばいいのかをご説明していきます。
1. 飛び込みの営業マンとは、会ったその日に契約をしない!
屋根、外壁は外から丸見えなため、何年前くらいに工事しているかの推測がしやすく、悪徳業者にとっては獲物を狙うのに打ってつけな箇所なのです。
そして飛び込みで訪問をし、あの手この手でその日のうちに契約をさせようと躍起になります。
その為、悪徳業者はあなたを急かし、慌てさせることであなたから冷静な判断力と交渉の主導権を奪い取ってしまいます。
ですから会話の中でやたらと「今すぐ」「今なら」を連発したり、必要以上に不安を煽ったり、オーバーな表現をする営業マンには特に要注意!!
しかし、そんな悪徳業者にも苦手なお客さんがいるのです。
それは、どっしりと気長に構えたお客さんや、家族や知り合いに相談したがるお客さんです。
何故なら商談が長引いたり、冷静な判断のできる家族や友人にあれこれ相談されたりすると自分の嘘が発覚し、まずい事態に追い込まれるリスクが高まるからです。
ですので、そういった営業マンと遭遇してしまった場合には
「大きなお金がかかる話なので急に言われても今直ぐには判断できない」
「私の一存じゃとても決められない。家族とよく相談してみる」
「最近リフォームした友人がいるので一度相談してから考える」
と、何を言われても繰り返し伝えると、悪徳業者はどんどん逃げ腰になっていきます。
逆に悪徳業者の好むお客さんは
自分のセールストークに敏感に反応し慌ててくれるお客さんが大好きです。
なので、難しいことかもしれませんがそういったリアクションは取らないようにしておけば大丈夫なのです。
それでもいきなりは難しい…。ということであれば、どんなに相手がこちらを急かしてきても、決してそのペースに乗らず、逆にこちらから「ご近所の工事とはどこのお宅?」「あなたの会社はどこにあるの?」「今までやった施工実績や施工事例を教えて」など、どんどん質問すると良いでしょう。
2. 契約の判断は自分ひとりだけで行わず、必ず身内や親しい誰かと相談をする!
まずは、いろいろな手口で契約を取ろうとする悪徳業者の手口を、一部ご紹介します。
・挨拶商法
「ご近所で屋根のリフォーム工事をやるのでご挨拶に廻っていたのですが、お宅の屋根の状態が良くなさそうなのでお声をかけさせてもらいました」など、ご近所さんが依頼した業者を装い、挨拶のために訪問をしたと見せかけてお客さんの警戒心を解き、客先に入リ込む手口です。
・点検商法
「今このエリアで無料点検サービスを行っている〇〇会社です。お時間はかかりませんのでちょっと見せてもらっていいですか?」と無料サービスを謳い文句に、家の中に入り込み契約を迫る手口。
・不安商法
「このままでは雨漏りの危険があります。一度雨漏りした家は湿気で木材が腐り、白アリが繁殖するのでお家の寿命が一気に短くなってしまいますよ」など危険性を強調し、極端な言動で不安を煽りたてお客さんに考える時間を与えず契約に持ち込む手口。
・宣伝、見本工事商法
「お宅は人通りの多い場所に建っているのでぜひ当社の宣伝や施工見本に使わせて頂けませんか?つきましてはその謝礼として屋根、外壁のリフォーム工事を半額でさせて頂きます」などと持ちかけ契約させ、いざ工事が始まったとたん「お宅は不具合箇所が多く、このままではとても工事が進められない」と次々と追加の工事を迫り、最初に提示した金額の何倍もの工事費を請求したり、工事がとても粗悪な状態になっていたりする手口。
・成りすましアフター商法
「以前お宅の工事をさせて頂いた業者の者ですが、アフターメンテナンスにお伺いしました」と身分を偽って屋根に上がり「かなり傷みが進んでいるので今修理しておかないと後々大変なことになりますよ」とお客さんを動揺させ契約を迫る手口。
以上が代表的な手口ですが、最近は挨拶商法+不安商法や点検商法+宣伝、見本工事商法など複数の手口を組み合わせることで手口がより巧妙化していますので一層の注意が必要です。
3. 年収、資産などに関する情報や、自分・家族の個人情報は安易に教えない!
悪徳業者はトーク術に長けているので、何気ない会話を装ってお客さんからどのくらいの額であれば請求できそうか?独立した息子・娘たちとは親密にしているのか疎遠にしているのか?商談の邪魔になりそうな友人や知人がいないか?などを探ってきます。
いくら人当たりがよく、いい人そうだと思っても、初めて会った面識のない営業マンに対しては、お金や自分・家族に関する情報はできるだけ与えないようにしましょう!
常日ごろからこの3か条を意識しておくだけでも、悪徳業者による被害防止に役立ちますよ!